ちいさな植物園

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<<   作成日時 : 2007/04/05 11:03   >>

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  これはなんだか分かりますか?タイトルがヒントです。染料となるアカネの新芽です。文字通り根が赤く、それを煮出して赤い色素を抽出します。染め上がると、ちょうど夕焼けのようなやや黄みがかった赤になりますが、濃い色をとろうとすれば、大量のアカネが必要になります。また、染色には媒染材という繊維への色素定着の仲立ちをする、金属成分が必要とされますが、現代のように化学薬品のなかった昔には、茜で染めをするために、真夏の椿の葉を白い灰になるまで燃やして、アルミ分を取り出して利用していました。染色は化学反応であり、植物や自然の恵み抜きにしては考えられないものなのです。
 そういったことに縁がない場合、はびこるアカネは、とても旺盛に蔓を伸ばす厄介者の類に入ります。茎に細かい棘のような毛があり、断面が四角で中空になっている個性的な姿をしています。花はごく小さい緑の花が、夏に茎を取り巻くように咲きます。

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 この布と糸は、大量に原料を必要とするため、正確には西洋アカネを煮出したものを使ってはいますが、椿の葉を燃やして灰にしたものを用いて染めたものです。日本アカネで染めたものは、もっと赤みが冴えていました。とにかく細い根で、掘るのも染めに使えるようにするにも、手間がかかっています。
 
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 身近な草で、子どものころ上下の茎をちぎりとって、「勲章」といって服に貼り付けて遊んだヤエムグラなどは茜の仲間です。これもごく小さい花がつき、その後できる実も靴下やズボンにくっつく仕掛けを持っています。

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 アプリコットカラーのクリスマスローズ、つぼみの頃、外側から見るともっと黄みがかかって夕焼け色のようでした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。今日も夜更かしです。((疲れやすくて昼寝しましたので・・。)
アカネは染料として有名ですが、見た事があるかも知れませんが、良く良く知らないのですよ。万葉集の「茜さす紫野行き標野行き・・・。」の歌は有名ですよね。
昨日、出かけた帰りに、小さなお寺の中にある万葉植物園に寄りましたが、これはまだ出ていませんでした。ヤエムグラと同じようなんですね。
因みに、昨日アップされました「忘れな草」はムラサキソウ科でしたね。ムラサキも染料として希少価値とかですが、殖やされているようですね。此処の小さな万葉植物園にはまだ出ていないでした。
うちは零れダネで忘れな草だけは元気なんです。今花が咲きつつありますよ。
「ムスカリ・ピンクサプライズ」ってどんなサプライズでしょうか?開花が楽しみですね。
一花
2007/04/07 01:07
 いつも優しい声掛けをくださってありがとうございます。一花さんもご無理なさらないでください。
 アカネとの出会いは、園芸側からでなくて染織を学んだときに、藍やカリヤスとともにでした。園芸もそうですが、染織も出来上がったものの優美さ、繊細さに反して気力・体力・根気や時間が必要です。でもできあがったものは、ちゃんと答えてくれるし、かけただけの手間は無駄になりません。萬葉のくさぐさも愛でられただけでなく、ひとの暮らしに役立って、生活に密着していたものではないかと思っています。アカネ染めに使う根の量など半端ではなくて、挿し芽すれば簡単にふえるけれども、掘ったり洗ったりと手間も力も要るのですから。
ムラサキに比べれば、割と見つけやすい植物だと思います。サギソウも楽しみですね。ピンク・サプライズももう少し花が上がってきたら、お披露目する予定です。
一花さんへ
2007/04/07 11:12

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