この家に長く咲き続けているスイセンの中でも、一番古くからあるものだそうです。この辺りでは、ラッパスイセンを中心に植えっぱなしのままよく咲いています。黄色一色、外黄ラッパクリーム色、クリーム一色、黄色濃淡など。かといって、日本スイセンといわれる小型の白と濃黄のスイセンも含めて、原産はヨーロッパから中近東、それがシルクロードを経てもたらされたというのだから、純和風に思っていたニホンスイセンも田舎の庭の千草の一員になっているラッパスイセンも遠い旅をしてきたというわけです。このスイセンや、同じヒガンバナ科の秋のマンジュシャゲ、つまりヒガンバナは、地下茎に毒を持つのでモグラ除けに田んぼのあぜに列をなして植えられるのだそうです。先日立ち読みした本によると、気候によって、よく手入れしても翌年の球根が開花するほどに充実するかしないかは左右され、日本スイセンは日本海側、フリージアは伊豆諸島・奄美諸島、チューリップは富山が生産が盛んなだけあって冷涼な地方に適しているなど、私のような素人ががんばっても限界があるんだなと知らされたのでした。 もう一種類、長くここで毎年咲いている、原種に近いであろうプリムラをお見せします。 今日は片道30分ほど車で走ったのですが、やや寒いものの昨日のように黄砂でどんよりすることもなく、きぶし・木蓮・こぶし・レンギョウ・ボケ・雪柳・椿が満開、花桃や桜山ではウツギなどがあとを追っているといった感じで高齢の母が大喜びでした。これからは新緑が美しくなってきます。 |
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こんばんは。こちらもコメントさせてくださいね。 |
一花 2007/04/04 21:44 |
スイセン、ショウジョウバカマ、ワサビ、原種プリムラなどもすべて自宅敷地内です。庭というより家の周りの空き地や田畑もあるので、そこに出没する植物のすべてが把握できていないのが現状です。ショウジョウバカマは植えられてから少なくと15年、先々代なら40年はゆうに越していますし、スイセンも最低15年〜20年経つものです。夏は結構暑いですが、夜間山と土のお蔭で涼しくなるので、球根が疲弊しないのでしょう。知り合いのおばあちゃんも「アネモネなら昔ながらの花弁の細かくてギザギザ八重咲きのがいい。」と言うように、どこの庭先にもあったような、昔ながらの花も時々恋しくなりますね。 |
一花さんへ 2007/04/05 02:31 |
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