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zoom RSS 目覚めた種と 鳥の落し物

<<   作成日時 : 2007/04/08 14:26   >>

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 この時期に見慣れない、鮮やかな色に誘われて覗き込んでみると、ショカツサイ(諸葛菜)=ムラサキハナナの小さな株が花をつけていました。本来は小ぶりのアブラナほどの大きさになります。
 ちょっと前までは、どこの庭先にもあって、元は私の母が、新聞か何かに載った「タネさしあげます」の記事で手に入れて、以来ずっと残ってきたものが元になっていると思われます。この花にはさらに、オオアラセイトウという別の名前もあり(ストックのことをもともと指していたそうだ。)語感からすると、諸葛菜よりはたおやかな印象がありそうですが、うちではムラサキダイコンと呼んでとても親しんでいた花です。今はその家を離れていて、分けてもらった種も蒔いていないのに、もらってきた鉢や苗に何年か前に紛れ込んだものが目を覚まして発芽したようです。よくまわりを眺めてみると、ずっと離れた川原にさえも、花を咲かせています。
 ずっと昔の話になりますが、東京からJR中央線に乗ると線路が周囲より低くなっているところが結構あって、植えられたもの、雑草の類、入り混じって土手が花盛りになっているのをよく目にしていました。ちょうど今の季節、このムラサキハナナが明るい紫にけむるようでしたが、今はどうなっているのでしょう。桜の便りは昔以上に伝えられてくるけれども、そのほかの、特にこんなささやかな花に目を向けることは、なくなっていくのでしょうか。

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 種の話題がてら、鳥の落し物から育ってきた山椒の若芽をお目にかけます。山椒は、勝手に何本も生えてきて、棘が大きいので場所によっては整理しなければならないほどでした。こうやって、落し物から「福」が届くと嬉しいのですが、いつも「福」とは限りません。それでも後に紹介できるであろうウメモドキのように、きれいな実がなる「福」も届きます。
 山椒が芽を出すと、ちゃんとそれにあわせるようにタケノコが顔を出します。木の芽和えや、若竹煮、木の芽焼きと欠かすことができません。しかし、ここ数年うちの竹林では、いたちごっこならぬイノシシにほぼ全部掘られてしまい、私たちの口には余り入りません。それでも根こそぎ掘ってくれるので、竹の間引きにはなっていて助かっている面もあります。でも、サルは先端部分しかかじらず、伸びた竹を後で見ると決して見た目のいいものではありません。それでも畑まで降りてこないだけまし、というのがご近所の気持ちです。

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 ニシキギの若木です。こんなに小さくても、ちゃんとよろいのような鱗のようなものを枝につけています。

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 これは落し物ではないけれど、きれいでおいしい赤い実がつくフサスグリ。緑に薄紅が混じる美しい新芽です。枯れてしまったかなと心配していると、枯れたような冬芽が突然膨らんで芽吹いたり、下から新しい芽が上がってきたりと、花時辺りまで動きのある低木です。そしてまたこの株は、以前住んでいたご近所のおじいちゃんの、大切な形見でもあります。

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 ラグラス・バニーテール、つまりウサギのしっぽです。採り蒔きで発芽してくれるときと、だめなときがあります。この若々しい緑と、かわいい穂の形の誘惑には、いつも負けて苗を買ってしまいます。

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